市販されている制汗剤・デオドラント剤はたくさんありすぎて、どれを選んだらいいのか迷いますよね?
選び方を間違えると、あまり効果が得られないだけではなく、ますますイヤなニオイを発生させてしまう場合も。
制汗剤・デオドラント剤の特徴を知って、目的やニオイの原因に応じて賢く使い分けましょう。
市販されている制汗剤・デオドラント剤の特徴は?
制汗剤・デオドラント剤のタイプ別に、詳しく書いてみました。
ロールオン
ロールオンタイプの制汗剤は、容器の先に付いている球体でコロコロと制汗剤をを肌に直接塗ることができます。
手を汚さずに制汗剤を塗り込むことができ、制汗作用が比較的長続きするのがメリットです。
デメリットとしては、直塗りした球体部分を何度も使用するので、衛生的な面でやや劣ることも。
そして、乾燥するまで時間がかかってしまいます。
わきがに悩んでいるなら ⇒ 抗菌・殺菌作用がある無香料のものを選ぶ。
クリーム
クリームタイプの制汗剤は、手にクリームを出して気になる部分に塗り込むタイプ。
密着性があるので、足の指など届きにくいところにも塗ることが出来るのもメリットです。
また、クリームタイプは肌に優しい商品が多く、かぶれやかゆみの心配が少ないので、デリケートな肌質の方や小さな子供にも安心して使用できます。
わきがや多汗症に悩む方が多く愛用しているのもこのクリームタイプ。
優れた商品が数多く販売されています。
デメリットは毎回手にクリームがついてしまうことくらいでしょうか。
わきが・多汗症に悩んでいるなら ⇒ 抗菌・殺菌作用がある無香料のものを選ぶ。
スティック
スティックタイプは手を汚すことなく使用でき、消臭効果が強いのが特徴。サイズもコンパクトなので、持ち運びにも便利!
ロールオンと同じく、直塗りなので衛生面で少し劣ります。
スプレー
スプレータイプはシュッとひと吹きで広範囲を一気にケアしたい時、背中などの手の届きにくいところに使えるのが特徴。
最も多く売られている制汗剤で使いやすく、出先でも手軽に利用できるところが人気です。
スプレーの噴射で直接肌につけないので衛生的。
ひんやりとした爽快感やサラサラした感触を得られるので、大量に汗をかいた後にぴったりです。
ニオイの原因菌を抑える効果が配合されているスプレーもあります。
デメリットとして、汗を抑える効果の持続力が短いこと、パウダーが毛穴に詰まってかゆみの症状が現れる可能性があるということが挙げられます。
わきがではないけれど、汗くささを抑えたい方 ⇒ 殺菌作用 < 制汗作用 を選ぶとよいです。
パウダー
パウダータイプの制汗剤は、粉末状の制汗成分をパフでポンポンするタイプの制汗剤です。
ベタつきを抑えサラサラと気持ちのいい素肌を保ちます。
パフで肌につけるので均一に広げやすく、つけ心地も軽やかです。
デメリットは、パフのお手入れ。
それと、多汗症の場合は汗でパウダーがよれて固まってしまう場合があります。
わきがではないけれど、汗くささを抑えたい方 ⇒ 殺菌作用 < 制汗作用 を選ぶとよいです。
シート
デオドラントシートは、制汗成分の液体を染み込ませたウェットティッシュ型のシートです。
スポーツなどをして急に汗をかいた時に、イヤなニオイとともに汗のベタつきや汚れを拭き取れるのでサッパリとリフレッシュできてとても便利!
シートに制汗効果はあまり期待できませんが、かいてしまった汗を対処する場合に、シートで拭き取って清潔にしてからデオドラント剤を使用すると効果的です。
デメリットとしては、拭き取る時に肌へ負担がかかるのでデリケートな肌質の方は肌荒れをおこしてしまう場合があります。
また、コスパもあまりよくありません。
ミスト
ミストタイプは、液状の制汗成分をミスト状にシュッとひと吹きするタイプです。
ミスト状になって皮膚に密着するため、スプレータイプに比べると飛び散らないのが特徴。
保湿成分が配合されていたり、よい香りの製品、携帯用のポケットタイプも多く販売されています。
デメリットは、ロールオンタイプと同じように乾燥に時間がかかること。
わきが体質の方は、よい香りと汗によるニオイが混ざってしまい、かえっていやなニオイを発生させてしまいます。
まとめ
デオドラント剤・制汗剤を広い範囲に塗って汗腺をふさぐのは肌へのダメージが大きいのであまりおすすめできません。
使用する場合は、気になる部分にピンポイントで!
そして、短時間にするように心がけましょう。
とくに肌がデリケートな人は、帰宅したらシャワーで洗い流すか濡れタオルで拭き取ることをおススメします。